出産祝いを用意する時、「ずっと使える物」にするか「消耗品」にするか、迷われる方はいるかと思います。
ご出産のお祝いとして記念に残るものをあげるのも良いでしょうが、消耗品であっても実用的なものである方が喜ばれるとも考えられます。そこで、出産祝い品の選び方や双方のメリットについて紹介していきます。
消耗品は家計の手助けになる
出産祝いに消耗品をプレゼントすると考えると、味気ないように感じるかもしれませんが、実は貰い手としては喜ばれるプレゼントの種類です。
「おむつ」や「おしり拭き」などが例としてあげられますが、これらの商品は赤ちゃんが大きくなるまで毎日使う物ですので、どれだけあっても困る事はありません。
むしろ、ご家庭としては家計の手助けになるプレゼントなため、人によっては形として残る記念品よりも嬉しいと考える事もあるでしょう。
失敗しないずっと使える贈り物
出産祝いでずっと使えるものをプレゼントするとなると、高価なものであったり、使い道がない記念品だったりするものをイメージされるかもしれません。
しかし、そういう物ばかりではありません。大切なのは「ずっと」というのがどれくらいの期間であるかという事です。
オムツやお尻ふきは消耗品ですが、ベビー服はどうでしょうか。
一度や二度で使えなくなりませんし、半年や1年くらい使う人も多いです。
ずっと使えるかどうかで考えると商品の幅が狭まるので、長く使えるかどうかで考えてみてはいかがでしょう。
大型家具のプレゼントは避けるべき?
せっかくの出産祝いなら、ベビーベットやベビーカーなどの大型なプレゼントが良いのではと考える事もあると思います。
結論から言うと、大型家具のプレゼントはあまりおすすめしません。
というのも、ベビーベットなどの大きな物は、自宅の雰囲気や間取り、さらに好みがはっきり分かれやすいです。
もっと言えば、ベビーベットは案外長く使わず、すぐに荷物になってしまう事があります。
そのため、購入ではなくレンタルを利用する方が多いのもその理由です。
プレゼントでもらったものなので処分したりリサイクルショップに売ったりしづらいですので、気を遣わせないという意味でも大型の物は避ける方が良いです。
素直に欲しいものを聞くのは失礼?
いざ、出産祝いのプレゼントを選ぶとなると、なかなか決められない人は多いはずです。
喜んで欲しいけどいらないものを渡しても仕方がないと思い、慎重になってしまう事もあるでしょう。本当に困った時、直接夫婦に欲しいものを教えてもらうのも良いです。
サプライズ感が弱まってしまいますが、実際には聞いてから祝い品を買ってあげた方が失敗する事はありません。
ただ、何が欲しい?と聞いても、ほとんどの場合は遠慮して安いものしか希望する事ができないでしょう。
そうならないためにも、何個かプレゼントの候補を用意しておき、その中なら何が欲しいか聞くような方法ですと、貰い手も遠慮せずに答えられます。
二人目の出産で変わる祝い品
祝い品は今回の出産が一人目なのか、二人目なのかといった事で用意するべきものが変わります。
たいてい、ご夫婦は一人目の出産時に張り切ってたくさんベビー用品を買い揃えますし、周囲からのお祝い品をたくさんもらう人もいるでしょう。
二人目の場合、一人目のお下がりをそのまま使い回すという事がありますので、プレゼントに向かない商品はいくつかあります。
例えば、ベビー服や哺乳瓶などがあげられます。
ベビー服は同じ性別で生まれてきたのであれば、お下がりで使うでしょうし、仮に性別が違かったとしても、二人目となるとこだわりが増している可能性もあります。
また、哺乳瓶などのような保管しやすいものは、処分せず残している場合があるのです。
もちろん貰って嬉しくない事はないでしょうし、使う事はできますが、わざわざ二個もいらないと思うかもしれません。
二人目の場合は、やはり消耗品がおすすめでしょう。オムツなどの毎日必要とする物はもちろん、汚れやすいお食事エプロンやよだれかけも良いです。二人目となると子供にお金がかかるという事は身を以て体験していますので、消耗する品だったとしても、ありがたみを感じてもらえるはずです。
ちなみに、二人目でもずっと使える物でおすすめなプレゼントもあります。
二人目となると当然兄弟となりますので、二人で遊べるおもちゃや絵本など、実用性のあるものがおすすめです。
絵本はかぶってしまう可能性もありますが、今話題のものを選べば比較的安心でしょうが、やはり本人にどういった絵本やおもちゃが良いのか確認しておくとより安心でしょう。
ずっと使える記念に残るプレゼント
ずっと使えるだけでなく、記念に残るプレゼントとして、フォトフレームはオススメのお祝い品でしょう。フォトフレームはシンプルなものから、高価なものまで種類が豊富です。
赤ちゃん一人に対してたくさんあっても仕方がないものかもしれませんが、2個や3個程度であれば手元にあったとしても困るものではありません。
シンプルに一枚の写真を入れられるタイプだけでなく、定期的に変えたり、複数枚入れられたりするタイプなど、今はフォトフレームの種類が豊富です。
また、現像した写真を入れる一般的なフォトフレームではなく、今時のものとしてはデジタルフォトフレームもおすすめです。写真を入れ替えるのが簡単で、スライドショーで表示する事もできるので、いろんな写真を楽しめます。
さらに画像だけではなく、ムービーを流す事もできたり、音楽を再生できたりする機能もありますので、様々な用途があります。
Wi-FiやBluetoothでスマートフォンから簡単に写真を送る事ができ、使い方は簡単です。
出産祝いで現金はあり?
出産の祝い品が選びきれない場合、いっその事「現金」で渡した方が喜んでくれるのでは?と考える方もいる事でしょう。
実際のところ現金をお祝いとして渡すケースは少なくないようで、赤ちゃんが生まれると何かと出費がかさんでいきますので、やはり喜ぶ人は多い事でしょう。
そうすると次に考えるべき事はいくら渡すかです。少なすぎず多すぎない、相場の金額をチェックしましょう。
金額はどういう関係なのか、親しさやお住いの地域など様々な要素が絡んできますので、前もって失礼のない金額を調べておく事をおすすめします。
素直に嬉しい使い続けられる高額商品のプレゼント
出産のお祝いでプレゼントを贈る側としては、できる限り喜んでもらいたいものです。
使い続けられるものの中でも、比較的高額商品で喜んでもらえるプレゼントとしては「抱っこ紐」があげられるでしょう。
それなりに赤ちゃんが大きくなっても使われる事がありますので、長く使用していけるおすすめのプレゼントです。抱っこ紐の特徴として、意外に価格が高い事です。
はじめに用意するベビー用品の中でも出費としては大きい物と言えます。
抱っこ紐をプレゼントする場合、注意点としては夫婦が先に買っていない事です。
抱っこ紐はご自身で用意する事が多い為、早めに用意しなければ二つになってしまいます。
二つあっても問題はありませんが、基本的に一つで十分なアイテムなので、サプライズするよりは、先に希望を聞いてプレゼントした方が良い商品です。
おむつはサイズを考えてプレゼント
おむつはプレゼントに人気の品物です。
今ではオムツケーキのようなプレゼントが流行していますが、おむつを送る際の注意点があります。基本的に消耗する商品に関してはたくさんあっても困らない事の方が多いです。
しかし、サイズを考えてプレゼントしてあげると、さらに喜んでくれます。
というのも、出産のお祝いとなると、ほとんどの方は「新生児用」を用意する事でしょう。
当然、ご家庭で用意されている分もありますし、他にも同じくおむつをもらう事もあるかと思います。
そうした場合、すべてが新生児用ですとサイズがすぐに合わなくなり、結果的に余ってしまう事も十分にあるのです。せっかくお祝いとしてもらったものを処分するのは辛い事でしょうし、やはりもったいないのは避けたいです。
ちょっと気を配るのであれば、サイズを何種類かに分けてプレゼントしてあげる方がさらによろこんでくれるでしょう。
赤ちゃん向けでなくても良い
出産のお祝いというと、どちらかというと赤ちゃん向けのお祝い品をイメージされるかと思いますが、お母さん向けを用意してもよいでしょう。
例えば夫婦で選んでもらうよう、カタログギフトをプレゼントしても良いですし、ノンカフェインの紅茶セットや、ボディケア用品のセットなどもおすすめです。ただ、お母さん向けのプレゼントだけではなく、赤ちゃん用のプレゼントで物足りなさを感じた時は、別に買い足してあげると良いかもしれません。
まとめ
ご出産のお祝いとなると、あげる側としても気合を入れて商品を選びたいものです。
せっかくなら喜んでもらいたいので、使わないものをあげてがっかりされないよう気をつけたいものです。消耗品は家計を助けるプレゼントにもなりますので素直に喜んでもらえますが、おむつをあげる場合にはサイズやデザインなど、配慮できるところは気を配りましょう。
また、ずっと使い続けられる商品を贈る場合には、処分に困らない物にし、高額商品を買う場合には前もって欲しいものをリサーチしておく事が望ましいです。
その人にとって一生のうちに何度もない記念となりますので、プレゼントするにしても失礼のないようにする事も大切です。最低限、男の子なのか女の子なのか、一人目なのか二人目なのかというような、チェックしておくべきところはしっかり確認し、お互いに嬉しくなれるようなプレゼントを贈りましょう。