出産祝いはいつ贈ろう?渡し方やタイミングについて解説!

友人や親戚のお宅で子供が生まれた場合、出産祝いを贈ることがありますが、渡し方やタイミングはいつがベストなのでしょうか。

今回は、出産祝いを贈る際の渡し方やタイミングについて、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。

出産祝いはいつ贈る?

基本的に、出産祝いをいつ贈るのかというと、生後7日後からお宮参りをする生後1ヶ月がベストのタイミングと言われています。

生後7日後には、命名書を飾ってお祝いをする「お七夜(おしちや)」が行われ、生後1ヶ月後には、神様に赤ちゃんの誕生報告と健康祈願として「お宮参り」が行われるのが日本の伝統です。

そのため、忙しくなる前に出産祝いをお七夜・お宮参りの間に贈ることが一般的なマナーとして考えられています。

ただ近年では、出産後は何日か入院していることが多く、長い方であれば1週間近く入院する方もいるでしょう。

そのため、お七夜のタイミングで出産祝いを用意すると、早すぎるケースもあります。

病院にいるタイミングで渡すのは、母体によくないので、入院中に出産祝いを持っていくのはやめた方が無難です。

反対に、出産祝いを渡すタイミングが遅くなると、お宮参りの時に出産内祝いの準備をしている家庭も多いので、二度手間にさせてしまう恐れがあります。そのため、お宮参りの出産内祝いの前に、出産祝いを渡すことがマナーとして大切です。

このことから、出産祝いを渡すタイミングは、出産後2~3週間頃がベストとなります。

出産したと報告があった場合は、いつ生んだのか事前に把握し、タイミングをはかることが大切です。

出産祝いを渡すタイミングが遅くなった場合はいつ渡す?

出産した後は、生後1ヶ月くらいでお宮参りが始まり、同時に出産内祝いを準備するのが基本的な流れです。そのため、出産祝いを渡すタイミングが遅くなると、相手の内祝いの準備を二度手間にさせてしまいます。

子供が生まれてから1ヶ月ほどは忙しいこともあり、出来るだけ出産祝いは早めに渡しておくことが重要となります。

お祝いを選ぶ時間がなくて出産祝いが遅くなりそうであれば、相手が後から自分で贈り物を選べるカタログギフトや商品券を郵送するのも一つの手となるでしょう。

それでも遅くなってしまった場合には、お祝いの言葉と一緒に、おわびの言葉を添えて送るようにしましょう。特に出産して1年近く経過した場合は、出産祝いではなく、お誕生日祝いとしてお祝いの品を準備することをおすすめします。

病院や自宅に伺う際のマナー

親しい友人や親戚に出産祝いを贈る場合は、一緒に赤ちゃんを一目見たいという方も多いでしょう。しかし、産後すぐに会いにいくのは、母体の体調が優れない可能性もあるので、マナーとしてはおすすめできません。

特に出産後の母親は精神的に不安定な状態になっており、神経質になっている場合もあるので、気軽に訪問しない方がいいでしょう。

どうしても直接会って出産祝いを渡す場合は、事前に連絡しておくと良いでしょう。唐突に訪問されても、何も準備出来ていなかったり、母親がメイクをしていないことに敏感になったりしてしまう可能性があります。

また出産祝いを準備している方が、風邪の症状が出ていたり、体調が悪かったりする場合は、免疫機能が弱い赤ちゃんに危険を及ぼす可能性があります。そのため、体調が優れない時は、駆けつけない方がいいでしょう。

近年では、直接お渡しするよりも、先方が気を遣う心配がないように、出産祝いを直送するケースもあります。来客の心配や時間を気にせずに渡すことができる手段なので、おすすめです。

出産祝いを渡したいという気持ちは大切ですが、出産後は母親と赤ちゃんの体調を気にすることが重要になります。そのため、無理に病院には訪問せずに、直送することも検討してみると良いでしょう。

病院に行くときのマナー

基本的に、家族以外で病院まで行くのは、マナー的にはおすすめできません。そのため、よっぽどのことがない限りは、病院まで出産祝いを持ってこないようにしましょう。

ただ事前に確認しておき、先方が訪問しても問題ないというのであれば、病院に訪問しても問題ありません。体調を聞いておき、出来るだけ母親の体に障らない話題で会話する必要があります。

病院に訪問した場合は、出来るだけ長居はせずに、赤ちゃんに触れる時も手を洗うなど慎重に行うことが大切です。

自宅に行く時のマナー

自宅に伺い、出産祝いを渡しに行く時も事前に連絡をしておき、当日も都合を確認しておくことが大切です。自宅に行くときのマナーとしても、出来るだけ長居はしない方が良いでしょう。

また、小さいお子様を連れて行かないことも、相手の母親や赤ちゃんを気遣う意味では大切です。他にも手を洗ってから赤ちゃんに触るなど、気を遣う部分はしっかりと意識する必要があります。

初めての育児では、特に母親が忙しくしているため、ゆっくりしている余裕もないでしょう。出産祝いを渡して、少し話をしたら早めに帰るようにすることが大切です。母親と赤ちゃんの体調が優先なので、マナー違反にならないためにも、相手を気遣うようにしましょう。

出産祝いの渡し方のマナー

いつ出産祝いを渡せばいいのか、把握した後は、出産祝いの渡し方のマナーについて理解することが大切です。どのようなものを、どんな渡し方で渡すのがベストなのか、参考にしてみてください。

のしやご祝儀袋

お祝いの品物が洋服やおもちゃであり、郵送で自宅に送る場合には、のしをつけるのがマナーです。プレゼントする相手が赤ちゃんであっても、宛名は母親か父親の名前にする必要があります。

親しい友人や親戚であれば、のしの代わりにリボンなどでラッピングして贈ることもあります。親しい仲の相手であれば、可愛らしいデザインでラッピングしてみるといいでしょう。ただし、目上の方に贈る場合は、必ずのし付きで送るのがマナーなので、贈る相手は選ぶことが大切です。

現金を出産祝いとする場合、正式なマナーとしては、白いご祝儀袋を用意する必要があります。水引は蝶結びを選択するのがマナーです。

縁起が悪い物は避ける

出産祝いを渡すことは、気持ちが何よりも大切ですが、渡す物が縁起の悪い物ではないことをきちんと確認しておきましょう。

例えば出産祝いで現金や商品券を渡す場合は、「4」や「9」など、縁起が悪い数字の金額は避ける必要があります。

他にも、相手が必要としない物を贈ることも避けた方が良いでしょう。

ベビー服などは、サイズが合わないこともあります。赤ちゃんの大きさを把握していない場合は、ベビー服も結局使われない可能性があるので、贈らない方がいいでしょう。

また高価な物に対しては、お返しに気を遣わせてしまう可能性があるので、高すぎる出産祝いは渡さないことが大切です。出産祝いにどんな物が欲しいのか、気軽に聞ける相手であれば、事前に確認を取っておき、リクエストに応える方法もおすすめです。

出産前に出産祝いを贈るのはマナー違反

出産祝いをいつに渡すのか、タイミングの話をしましたが、特にマナー違反とされるのが出産前に出産祝いを渡すことです。早く出産祝いを渡したい気持ちはわかりますが、出産祝いの目的は、無事に赤ちゃんが生まれて、母子共に健康であることを祝うことであるため、出産前に渡すのは失礼になります。

出産前後は、母親も神経質になることが多いです。早々に渡してしまうと相手を怒らせてしまう可能性もあるでしょう。また、可能性として、無事に出産できない場合もあるため、出産前に出産祝いを渡す行為だけは必ずしないようにしましょう。

出産祝いにはどんな物が好まれる?

出産祝いを贈ると決めても、どのような物が一番好まれるのか気になります。どのような物が出産祝いとしておすすめなのか、詳しい内容を紹介していきましょう。

消耗品

赤ちゃんを育てるためには、色々と消耗する物がたくさんあります。特に、おむつやミルクといった実用的な物は、いくらあっても困ることがありません。

この時に、先方にこだわりの品物があれば、事前に確認しておき、いつも使用している消耗品を出産祝いとして贈ると喜ばれるでしょう。

母親向けの品物

出産祝いは必ず、赤ちゃん向けの贈り物である必要はありません。母親向けの品物を渡すことも喜ばれるので、一度検討してみることをおすすめします。

出産の疲れを癒すアイテムとしては、入浴剤やフェイスパック、美容アイテムやお菓子など、相手が喜んでくれる品物を選択し、渡すことが大切です。

2人目の場合

先方で生まれた赤ちゃんが2人目であった場合、どのような出産祝いが好まれるのでしょうか。基本的に育児グッズなどは、すでに持っていることが想定されるので、出産祝いとして渡すと邪魔になってしまう恐れがあります。

そのため、基本的におむつなどの消耗品が好まれるでしょう。他にも兄弟・姉妹のペアアイテムなども贈ると喜ばれることが多いのでおすすめです。

出産祝いはいくらが相場?

出産祝いを贈るといっても、どれくらいの金額の品物を選択すればいいのか、悩んでしまうこともあるでしょう。高すぎる品物を渡すと、相手が気を遣う可能性があるので、出来るだけ相場の品物を贈ることが大切です。

親族の出産祝いとして渡すのであれば、10,000円~30,000円が相場になります。友人の場合は、そこまで高い出産祝いは気を遣わせてしまうので、5,000円~10,000円が妥当です。

より親しい友人であれば、さらに高価な物でも気を遣わなくてもいいので、相談して決めるといいでしょう。

まとめ

知り合いに赤ちゃんが生まれた場合に渡す出産祝いは、いつに渡すのか、事前にマナーを把握しておけば、失敗することがありません。今回紹介したタイミングを参考に、訪問を検討してみてください。

また渡し方についても、のしや祝儀袋を意識することが重要で、金額についても注意が必要です。

出産祝いは、色々とマナーも多いことから、意識して考える必要があります。マナー違反にならないようにしながら、出産祝いを贈ってみてください。

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